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開高健の本を釣る

夕方、地元の駅にいったら古書市が立っていました。今日はなんとなく魚が食べたい気分で、家の近所の店で刺身を買って帰ろうと思っていたのですが店は8時までで、すでに7時40分。「時間がない!」と、足の向きだけは帰る気満々なのですが、目が本棚から離してくれません・・。

書店で新書を買うことがほとんどない私にとって、その代わりとなるのが古本屋と古書市。見つけたら避けては通れない関所のような所で、どうしても一通り目を通さなければ気が済まないので、いけません。刺身も食べたいし、本も見たい。欲張りな私は猛スピードで書棚をチェックすることにしました。古書市は大抵出店している古書店ごとに棚を持っていて、数冊見れば店の個性が一目瞭然。ある棚を見ていたら、うちの心をくすぐるラインナップの本があっちにも、こっちにもと飛び込んできました。一冊抜き取り、裏表紙をめくるといきつけの古書店の名前が入った値札があり、思わず「ああ、ここにいらっしゃいましたか」とご挨拶したくなりました。

ここ数ヶ月、暇にかまけて古本屋に出入りし、時には一週間に7、8冊ペースで家に持ち帰るという日々を繰り返していました。読みたい本が見つかり買ったはいいものの、読むのが追いかず、徐々に本が部屋を侵食し始めました。そしてついには地震で本の雪崩が起こりました。これはまずいと、最近はひたすら読んで本を減らす作戦に。古本屋にもなるべく近寄らないように自粛していた矢先に、もうこの様です。

ところで、この週末は相模湖でキャンプにいってきました。昼からたっぷり肉を食べ、そのあと何人かで湖に小舟を出して釣りにでかけました。空は曇り空でだんだん雲行きが怪しくなってきましたが、ワカサギを釣りたい一心で糸を垂らします。ぴくりともしないうちに小雨が降り出してきました。遠くを見渡すと水面から立ち上るように霧がでてきていました。湖を取り囲む木々は鬱蒼としていてアマゾネス流域の川に迷い込んだようです。ブラックバス釣りをする舟が周りに何艘かいたのですが、すっかり霧の奥に消えてしまいました。そんな中でもどうしてもワカサギを釣って帰りたい私たちは静かに獲物を狙います。すっかり日が落ち、暗くなってきて、もうそろそろ戻ろうかと言ったところでビクンと釣り竿の先が動きました。残念なことにこの魚はのがしてしまったのですが、「糸が絡まった」と糸を巻き取っていた仲間の釣り竿の先になんと2匹のワカサギがかっていました。0尾のはずが2尾と予想外の釣果に嬉々として暗い湖の中を岸へと戻っていきました。10人で直径5センチと3センチほどのワカサギ2尾を仲良く分けました。

そんな訳で今日はやたらと釣りの本が目につきました。ヘミングウェイの本、フライフィッシング。そんな中、開高健の「コレクション」という本をみつけました。釣りをこよなく愛した開高健、そして豪快に魚を食らう開高健の豪快な笑い声が週末にみた静かな海に響くようでした。
美味しい刺身を食べたあとは、開高健の本をじっくり味わうことにします。
| つれづれ旅ばなし/日本編 | 22:41 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
釣りか〜楽しそうだね!
けどずっと前に挑戦したら全然釣れなくてびっくりした。。

本すごい量だったもんね。
私も最近本をすごく買ってるかもー。
場所なくなるからたまにフリマや古本屋で売ったりしてるよー。
| satoko | 2011/10/19 2:29 PM |
>satokoちゃん
釣りは終始無言になるね。そこがいい。
そしてうちもあまり釣れたことがない。針糸がぐぐっとひっぱられると、うれしいやらどうしていいのらやで心臓が痛くってしかたがない。そうこうしているうちにまんまとエサだけを食べられて逃げられています。
| せどぅ | 2011/10/20 11:30 PM |
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