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鎌倉びより

仕事ですごく忙しいのに、どうしても会いたいからといって友達が仕事が終わった足でそのまま大阪から新幹線の最終列車に乗ってやってきました。翌日の夕方には帰らなければならず、あまり時間がなかったのですが、鎌倉にいくのが長年の夢だったといいます。「それなら、鎌倉にいこう」。夜更かしして眠い目を擦りながら、翌朝起きて、鎌倉行きの電車に乗りました。

学生時代には毎月のようにいっていた鎌倉ですが、最近は足が遠のいて半年ぶりです。こじんまりとした北鎌倉の駅のホームに降りると、東京から1時間も離れていないとは思えないほど、ゆったりした時間が流れています。今日は着物を着た女性をよく見かけました。翁と呼びたくなるような真っ白なおひげをたくわえた老爺が地面を踏みしめるようにゆっくり道を歩いていました。例年より梅の開花が遅いらしく、浄智寺の庭の梅は固くつぼみを閉じていました。雨がぱらぱら降り始め、もうすぐ3月になるというのに寒くて、ぶるっと身震いしました。

北鎌倉のホームをでてすぐのところに店が数軒並んでいて、その1つに“光泉”といういなり寿司屋さんがあります。学生時代、小津安二郎監督の映画に夢中で、よく映画が好きな友達とゆかりの場所を巡っていました。近くには小津さんが眠る円覚寺があり、このいなり寿司は彼の大好物です。いつも食べたい、食べたいと思いつつ、店を覗くと、売り切れているか、店が休みかで、ずっと食べれずにいました。今回もムリだろうなーと思いつつ、いなり寿司ありますか、と聞くと、ありますよ、という返事がありました。あまりにさらっと言われてしまい、拍子抜けしてしまいましたが、10年越しの願いが突然あっけなく叶ったのでした。店内で食べることはできないというので、どこかで食べようと一折買っていきます。寺門のベンチでさっそく広げて朝食代わりのいなり寿司。お稲荷さんとかんぴょう、キュウリののり巻、ととてもシンプルな組み合わせでしたが、とても美味しかった。


| つれづれ旅ばなし/日本編 | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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