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春の花

ゴールデンウィークのはじまり、そして2泊3日の気仙沼弾丸ツアー初日。
目的地は東北で花見のはずなのに、なぜか逆走します。一緒にいくバセルバジョン峻君がkosatoちゃんのライブに出演するというので、バセルバジョンご一行共々お供し、車は一路南へ、浜松へと向かったのでした。
東北は寒い、寒いと脅されていたので、セーターの下にヒートテックを着て、その上もこもこのジャンパーまで羽織ってきたのに、静岡は暑い。高速道路で窓も開けられず、燦々と降り注ぐ太陽を浴びて車内は蒸し風呂状態、酸欠状態。背中にびっしょり汗をかきました。

ライブの会場は浜松のスローポーチというカフェ。お店の名前の通り、玄関脇にせり出したバルコニーがあって、そのバルコニーの椅子にすでに到着したkentarow君が座っていました。うちらが来たのが分かると、手を振って出迎えてくれました。こんなところで再会できるなんて嬉しい。


出演する峻君は着いて早々、リハーサルや打ち合わせに忙しそうですが、お供の私たちはとりたててすることもないので、昼寝したり、庭の草花を勝手にむしってみたり、バルコニーで気ままに過ごしていました。
まさにスローポーチ。次々どこからともなく現れる出演者同士が繰り広げるセッションに耳を傾け、のんびり、そして贅沢な時間が流れていました。


私は、武田泰淳の「目まいのする散歩」という、なんとも独特の世界観が広がる本にしばらく没頭。すると横に座っていた、ともちがコンテを取り出し、似顔絵を描いてくれてました。本を読んでいたはずなのに気づけば彼女の手に釘付け。その手はとても軽やかで、まるで踊ってるようでした。絵ってこんなに自由にかけちゃうんだ、と驚きました。その日の天気、その時の顔の表情、瞳の奥にあるものまで、彼女はそんな一つひとつを敏感に読み取って、湧き出てくるイメージを形にしているような気がします。またたく間に真っ白な紙が鮮やかな色で埋め尽くされていきます。彼女は、また同じ人を描いても、同じ顔じゃないんだろうな、全く別の表情をしているんじゃないかな、と思いました。そう思うと、描いてもらっているうちから、また今度会ったときに描いてもらいたいなあ、と思いました。そのときの感覚を大事にしながら生み出されていく絵は、なんだか音楽とおんなじみたい。そんな私は若草色の肌で、青髪でした。“春の花みたい”。絵の横に書き添えられた言葉を読んだとき、私の胸の奥にもぽっと春の花が咲きました。



kosatoちゃんとkentarowくんのライブは色で表現するとオレンジとブルー、って言うくらい違う印象を受けましたが、どちらもすごくすてきな演奏でした。
kosatoちゃんの優しい歌声は聴いていると、何かに包み込まれているような気分になります。西アフリカの歌に合わせてコラを弾いている峻君もとても幸せそう。

kentarow君は、ギター一本で歌います。“満月”という歌が好きで、この歌を聴けてすごく満足。彼の歌はストレートで力強いなあ、と何度聴いても思います。でも彼の歌はなぜか朝、目覚めのときに聴くととても爽やかな気分にもなります。いろんな表情を見せてくれる歌々に酔いしれながら、ライブ終了後の深夜、気仙沼へ向けて出発しました。
| 東北←→東京『&フェスタ』 | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
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