CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< 春の花 | main | 気仙沼・唐桑花見フェス 報告②               〜&フェスタvol.3 唐桑の大きな桜の木の下で〜 >>
気仙沼・唐桑花見フェス 報告①               〜&フェスタvol.3 唐桑の大きな桜の木の下で〜

4月29日に、気仙沼・唐桑でお花見をしてきました。ちょうどこの場所を訪れたのが1年前。その時は津波で家を流され、家族を亡くした人もいて、避難所となっていた「老人憩いの家」に集まった人達も生きることに必死でした。私たちも、ただ何かしたいという想いに突き動かされるようにチャリティーイベントを行い、友達の友人がいるという唐桑を訪れたのですが、できることといったら炊き出しをするくらいしかなく、すごく無力さを感じながら帰ってきたのを覚えています。
それから1年が経とうとしています。少しずつ周囲の状況が見え出し、いま自分が何をしたらいいのか、何をしていくべきなのか、そんなことを考える時期に来ているような気がしています。

そんな中で、「&フェスタ」で知り合った仲間たちと、唐桑で出会った人達とのつながりは、これからもつなげていかなければいけないことの一つだと思っています。
炊き出しのときは、&フェスタの実行委メンバー数人でみんなを代表して支援物資を届けにいきました。震災からまだ一ヶ月ちょっとで被災地は目を覆いたくなるような光景ばかりでしたが、辛い現実を突きつけられた、ということも含めて、行ってすごくよかったと思いました。

震災のことを話していると、自分の周りでも被災地を見ておきたい、という想いをもっている人達はたくさんいるのに、なかなかそのきっかけがないと聞きます。私だって、もし友達から声をかけられなければ、被災した友達の手助けをしてほしい、という一言がなければ、ずっと被災地に足を運べずにいたと思います。だけど一度行くと、現地のおじちゃんやおばちゃんはすごく温かく迎えてくれて、被災地だからどうこう、というのを抜きにしても、また遊びにきたい、と思わせてくれました。ただ会いに行くだけで彼らの力になれる、というがわかったとき、イベントに関わった仲間たちを一人でも多く連れて唐桑を再び訪れたい、とこの1年いつもどこかで思っていました。

2月にチャリティーイベント「&フェスタvol.2」を浅草で行い、現地で花見を行うための資金(収益&募金)を貯めました。イベントを終えて、「気仙沼・唐桑に行きたい人?」と言ってメンバーを募ったところ、次々手が挙がり、なんと27人もの大所帯で行くことになりました。予想外の反応に、すごく嬉しかった。その中には、イベントでライブをしてくれたジャンベチーム”一期JAM"、バセルバジョンもいて、現地で演奏してくれることになりました。
この1年で結束を強めた仲間同士で行くというのも大きかったのか、準備は順調に進められていきました。ただ行く日が近づくにつれ、被災地を初めて訪れるメンバーの中には不安を覚える声も聞こえてきました。「被災地の人達とどう接していいのかな」

そんな時は、やることをするしかありません。ご飯は、1クルマ1料理を出すことになりました。私はせっかく花の仕事をしているのだから、花で喜んでもらえるようなことをしたい、と思い、フラワーケーキのワークショップを行うことにしました。


花見当日は、これ以上ないというくらいの晴天に恵まれ、桜は満開でした。「去年はこんなにきれいに咲いてなかったのに、今年はすごいなぁ」。隣に座ったおじちゃんが庭をぐるりと取り囲む桜を見上げて言いました。お花見の噂を聞きつけて総勢100人近くが集まってきてくれました。皆が作ったカレーやひっつみ汁、お漬け物や餃子、豪勢な食事が並び、日本酒の一升瓶を片手に楽しそうに笑うおじちゃんやおばちゃんの笑顔が印象的でした。「おまえさん、見たことある顔だな」。隣の隣に座っていたおじちゃんが日本酒で飲んだくれている私に声をかけられました。炊き出しにきたときのことを覚えてくれていたようです。
村を守るようにある山は早馬山は集落の恵み。避難していた時の飲み水やお風呂の水はすべてあの山から引いたのだと教えてくれました。両脇に座ったお三方はカツオ釣りの名人。大漁のときに歌う「鮪立大漁唄込」を練習しているんだ、と一節を唄いはじめます。こうやって来る度に少しずつ唐桑のことを知っていけたらいいなあ、また必ず来ようと思いました。
| 東北←→東京『&フェスタ』 | 10:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kanzuri.shigusa.net/trackback/1614908
トラックバック