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山下清の読む薬

頭がいたいので、山下清の『日本ぶらりぶらり』という本を読むことにしました。”裸の大将”として知られる画家で自分では字も知らないし、学力が足りないからとすごく劣等感を持っているのですが、彼の世の中を見る目はすごく真っ当で、時に世の中をおかしなところをばっさり斬り、読んでいて痛快です。彼の言葉を聞いていると、頭がいたいのも飛んでいきそうです。
面白いのが彼が有名になって旅先で人に会うと大抵、新聞社にいこうと連れて行かれます。町のニュースになるとなると新聞社にいく時代だったのでしょうか。そして、山下清サンは記者の質問攻めにあうのです。

一年のうちで暑いときが好きか寒いときがすきかと聞くので、ちょうどいい季節がすきだと答える。パンツがすきかフンドシがすきかと聞かれる。新聞に書かれると恥ずかしいので返事をしなかった――

そんなことがあるのかと思いつつ、それにしても質問がおかしすぎます。

ぼくは新聞はめったにみないが、ときどきよむとみんな本当のことばかりではない気がするので、嘘と本当はどのくらいのわりあいに世の中にあるものだか、わからなくなる。大勢が本当だといえば、嘘でも本当になるかもわからないので、世の中のことは、ぼくにはよくわからないのです――

彼が生きていたら、すごく会いたい。会いにいって、そして放浪のお供をさせてもらっていたと思います。見た目はおじさんぽいけど、49歳の若さで亡くなっていたと知って驚きました。どの話も笑えるけど、一番笑ったのが、松江から力道山と鳥取に行ったときの話です。「肉をたくさん食べるとみえてそばにいると肉のにおいがした」。
| たわいもない話 | 17:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
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