CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< 浅草カフェ『村のバザール』プレオープン | main | スカーフのバザール 〜村のバザール〜 >>
鎌倉と秋のデザート 〜村のバザール〜

久々に鎌倉に出掛け、江の電に乗っていたら湘南の海がみえてきて、朝陽に反射してキラキラと水面が輝く、あまりの眩しさに負けて七里が浜でふらり途中下車していました。朝からサーファーたちがファーストキッチンのある駐車場に車をつけて波乗りを楽しんでいました。まだ早い時間で、せっかく鎌倉にきたのだし、どっかのお店でゆっくりモーニングでもしようと思っていたのですが、海を見ていたらもうここで一日過ごしてもいいなというくらい満ち足りた気分になって、どっかの店でモーニングもどうでもよくなってしまいました。近くのコンビニであんパンと、なぜか前日からどうしても食べたかった春巻きを買ってきて、海のサーファーたちを高台から見下ろしながら朝食をとりました。東京から1時間ちょっとなのに、海があって山があって、自然に囲まれた暮らしをしているのはうらやましい限り。朝起きて犬を散歩させに浜辺を歩くの、かっこいいなあ。そんなことを考えているうちに3時間くらい経っていました。

ちょっと歩いていたら鶴岡八幡宮の鳥居がブーメランのようにカーブして続く浜辺の先に見えたので鎌倉の駅まで歩いてみることにしました。強い日差しが照っていたかと思えば、突然お天気雨が降りだし、不思議な天気に見舞われながらも浜辺を裸足で歩きます。ひたすらまっすぐ歩いていたら、鎌倉を通り過ぎて辻堂の方まできていました。同じ道を戻るのも惜しくて横に折れる道を探したのですが、ガードレールがどこまでも続いていて曲がることができません。途中でずるしてガードレールを跨いで民家のある路地に入りました。途中で民家を改装したゲストハウスがあって、明日の予定がなかったら泊まってもよいなとちら見しました。
それから鶴岡八幡宮がありそうな気配のする方へと歩いていくと、店構えで、これは絶対美味しいものを食べさせてくれる、とピンときたお店がありました。若いお兄さんが一人で切り盛りしていて、かれているものがワラを編んだカゴだったり、ラーメン屋にありそうな壁にぶらさがっているメニューだけど木で作った手づくりのプレートがかかっていて、余計なものは置かず、好きなものだけに囲まれている感じがとても気持ちのよい空間でした。

焼き魚定食を頼みました。パチパチと魚を焼くいい音と香ばしい匂いがしてきます。トントンと包丁がまな板にあたる音が軽快なリズムを奏でます。しばらく待って運ばれてきたのは、普段みないような大っきなキノコと三つ葉が入ったみそ汁、中身がぎゅっと詰まった豆腐、ふっくら炊きあがった玄米のご飯、そして豪快なアジの開き。運ばれてきたお盆の定食をみて、「この店来て正解だったなー!」と直感が確信に変わりました。玄米を一口ほおばります。みそ汁を一口すすります。見た目を裏切らず、いやいやそれ以上の味に顔が思わずほころんでいました。素材の味がしっかりしていて丁寧につくられたのが伝わってきます。豆腐も大豆の味がしっかりしていて、食べごたえがあります。一口食べて、「まだあるから大丈夫」といい聞かせながら、食べ終わってしまうのを惜しんでいました。みそ汁が胃に染み込む、染み込む。ご飯、みそ汁、漬け物、焼き魚。これ以上ないシンプルな組み合わせですが、日本食の原点たる料理に触れた気がしました。

そんな訳でお腹は満たされ、満足して店をでたあと、鎌倉の市場にやってきました。すっかり食モードになった私は栗に釘付けです。まだ暑いけど、秋はやってきています。数年前、千葉の農家さん家で出してくれた渋皮煮が美味しすぎてレシピを教わりました。せっかくなので栗を買って作ってみようと思いました。家に帰って手が痙攣するくらいの数の栗の皮を剥いて、茹でて、水を3度かえて、数時間かけてようやくできました。砂糖の味が染み込んで渋皮がしっとりするように、翌日まで一晩寝かせてようやく食べられる手間のかかる料理。でも食べてみたら、そんな苦労はすっかり吹き飛びました。皮もほどよい固さになっていて、ちょっとした苦味が大人の味でこれ以上ないおいしさ。
「村のバザール」で生姜アイスの上にアンコとアンズと一緒にのっけて出そうかと思いました。秋を楽しむ“栗パフェ”です。
| 浅草週末カフェ『村のバザール』の話 | 02:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kanzuri.shigusa.net/trackback/1614966
トラックバック